【関東大震災から100年】AIによる当時のカラー化写真が国立科学博物館で展示

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国立科学博物館(東京・上野公園)にて、AI技術と人の手によってカラー化された100年前の関東大震災の写真が2023年9月から11月まで展示されます。

リタ
リタ

大学院修士課程卒業後、日系大手IT企業でシステム開発に取り組む、AIオタクのリタです。

  • 国立科学博物館がAIと人の手でカラー化した100年前の関東大震災写真を展示
  • 静岡県伊東市の津波被害や東京・浅草の写真10点がリアルに再現され、リアリティを追求
  • 期間は令和5年の9月1日(金)~11月26日(日)までで、入館料は一般と大学生が630円、高校生以下と65歳以上は無料

科学技術で当時の写真をカラー化!

参考:国立科学博物館-震災からの歩み-, 2023/09/11時点(カラー化協力:東京大学 渡邉英徳 教授)

関東大震災から100年となる9月1日(金)から、国立科学博物館は「震災からのあゆみ─未来へつなげる科学技術─」と題された展示を開始しました。

参考:国立科学博物館-震災からの歩み-, 2023/09/11時点

展示されている写真は、静岡県伊東市を襲った津波被害や、東京・浅草の風景など、博物館が所蔵する震災当時の写真10点です。これらの写真は、東京大学大学院の渡邉英徳教授の協力を得て、AIを駆使してカラー化され、当時の資料を元に補正が行われています。

たろう
たろう

100年前の災害の状況をよりリアルに感じ取り、後世に繋げることができるね

また、展示では被災時の浅草公園の惨状を描いた油絵も修復され、初めて公開されます。さらに、航空写真を組み合わせて当時の被害を伝える大型ディスプレイも設置され、来場者に関東大震災と復興、そこから現代に至るまでの歴史を紹介します。

展示会の概要

展示期間は11月26日(日)までで、一般や大学生の入館料は630円、高校生以下と65歳以上の方々は無料で入場可能です。

また、各展示は第1会場、第2会場、特設会場の三つで行われます。

第1会場:日本館1階 企画展示室

第1会場では、実際の被害状況の写真が展示されています。さらに、その後の復興の様子や防災研究など、関東大震災についてより深く学ぶことが出来ます。

たろう
たろう

当時の被害を伝えるコンテンツを大型ディスプレイに投影することで、よりリアルに災害の様子や当時の様相などを感じ取れるみたいだね

第2会場:地球館1階 オープンスペース

第2会場では、災害に備えるために今私たちが考えるべきことや未来へつなげる防災を紹介します。

地震災害は身近に起こりえることだということを理解し、今関東で地震が発生したら、どのような情報が出て、どう行動すればよいのか、どのような被害が想定されるのかを学べます。

リタ
リタ

過去から学ぶことは大切ですね

特設会場:日本館1階 中央ホール

過去から現在まで、災害はどのように伝えられてきたのか。その歴史を辿るとともに、災害を表現した画報や油彩画、絵図などの資料を紹介します。

また、これからどのように伝え残していくのか、8K モニターを用いて最新のデジタル技術を駆使した取り組みを紹介します。

たろう
たろう

科学技術が結集された会場で、この展示会の目玉だね

この展示を通じて、関東大震災の記憶が次世代に引き継がれ、重要な歴史を未来へつなげる一助となることが期待されています。

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